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ペリカンのバーントオレンジにインクを入れてやりました。

モンブランのトワイライトブルーにするか、R&Kのヴァーディグリースにするか迷ったんだけど、まあ最初だし何時もの奴にしとくか、って事でヴァーディグリース入れてみた。紙は満寿屋の原稿用紙。これは割と線が細く出る傾向があると思うんだけど、ヴァーディグリースのさらさらっぽさを差し引いても、Fにしては線が太い。

ちなみに、奥から順番に
・焼きミカン細字 R&K ヴァーディグリース
M1000中字(M) ウォーターマンBB
146中字(M)

Fが一番太いってどう言うことだよw

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写真撮る時には特に意識してなかったけど、これ全部金ペン堂のやつだ……!

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平研ぎ、って程でもないけど、ペンポイントは丸くない。好みの線が引ける感じがする。勿論フローはいいし、ペン先が引っかかるわけでも、尻軸が硬いわけでもない。全く問題ない、というか、中古で買ったにしては大当たりの個体。だって金ペン堂だもの。と言うことは、ペン自体に問題があって放流されたわけではないのだな……謎は深まるばかり……まあこれが中古の楽しみでもある。

筆記角度によってはちょっとざらっとするかな? と言うところとするする書けるところがあるんだけど、これはもう育てていく楽しみが残っていると言うことだと思う。というか、ひねり癖をなおしたい。1文字書く毎にペンを微妙に回す癖を直したい(割とマジで)

今まで使ってたM800緑縞(M)よりも、何だか軟らかい、というか、衝撃吸収性があるような気がする。でもM800はM800だからそんなに違いはないのかなあ。今、M800は洗って休ませているので、そのうちにそっちにもインクを入れて書き比べてみたい。

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特に変化のない写真を別角度から。やっぱりオレンジ軸は美しいなあ。私はモンブランの黒軸好きだと思ってたけど、矢っ張り暖色系のカラフルな軸が好きなのかも知れない……


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因果はめぐる糸車……と、申しましょうか……こうなったのには理由がある。

まず、今年2月に旦那が極黒レベルのブラック企業から、色彩雫の霧雨くらいのグレー? 企業に転職を果たしたこと。それに伴って休日が増え(土日がきちんと休めるようになった)二人で出かける機会が増えた。で、今日は何処行く? 銀座とか行っちゃう? みたいな会話が生じるようになり、折角だからボンディでカレーを食べましょう、と一路神保町へ。ここでは「金ペン堂に寄る」というミッションを華麗にスルーした、出来ていた。危なかった、まあ別にドルチェビータもってるしね! って事で、三田線乗って日比谷まで。でも別に用事があるわけじゃないね、伊東屋行ったら中屋の万年筆とか見ちゃうし……悪魔の館? いやいや流石にそこまではちょっと……あっそうだレモン社。あそこならレンズとかも置いてあるし冷やかすのに丁度よくね? よくね?

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Souverän M800 burnt orange.


一瞬先は闇……と、申しましょうか……ひとたび足を踏み入れたレモン社を後にする時、何故か私のバッグの中にはプチプチに包まれた(懐かしい)ペリカンの箱が入っていたわけでありました。

正直、最近、ほんと万年筆に関する情報を仕入れていなかった。趣味の文具箱すら読んでいない。だから、M800ベースの限定品が出てたなんて知らなかったんです本当に。意図的に情報収集を避けていたと言ってもいい。寝た子を起こすような真似をわざわざすることはない……でもね、魔が差した、というか、一期一会、ってこういう事だと思いました。痛感しました。

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何故なら、レモン社の硝子ケースの中には2本のペリカン バーントオレンジが鎮座ましましておりましたのですが、片方に注意書きがあったのであります。

「金ペン堂保証書つき」

トラップ? これってトラップだよね?
思わず二度見して、それから一度店の外に出て、あのオレンジ軸の万年筆が2015年9月に発売した限定品でまあ大体の値段を知りました。ググりました。本当は同じ段に並んでいた70年代のモンブラン149(EF)も欲しかったけど、どうせ149を買うならもう一寸遡ってテレスコープのがいい、それにEF持ってるし。ここで「両方買う」というコマンドを発動させてはならない、絶対にだ。

店員さんを呼んで、ケースから出していただきました。ルーペもくれたのでペンポイントとか眺めてみたけど「綺麗だなあ」という感想しかない。試し書きも別にしなくていいと思ってた、だって金ペン堂なんだもの。
でも一応、ピストンの調子とか見とくか、と思って回してみたらインクと水が溢れてきたので吃驚した。トレー汚してごめんなさい店員さん。すぐ洗浄してくれましたが、ピストンも問題なく動きました。硬いとかもない。

で、つけペン状態で試し書きさせて貰って、お、Fにしては一寸太めか? それにペンポイントも丸いというより昔のペリカンの平研ぎみたいだなーと思った。フローは分からんが、金ペン堂なら間違いないだろう、と、特に気にはしなかった。

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インク窓ない。私は元々インク窓いらない派なので、むしろなくて良かったように思う。だってその方が軸が綺麗に見える気がするから。

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ペン先の子供ペリカンは1羽。ルーペで確かめたとおり、綺麗なペンポイントでなかなかいいと思う。キャップの色は黒だと思ってたけど、よく見たら焦げ茶だった。M800と見比べてやっと分かる程度。

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我が家のペリカンファミリーを並べてみた。奥から、M1000M800焼きミカンおぼろ昆布

こうしてみると、バーントオレンジとM800は天冠は違うけどサイズ感は全く一緒。それに、M1000も意外と飛び抜けて大きいというわけでもない。

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天冠が一個だけ黒くない。うちのペリカンは皆少子化モデルですね。そう言えばペリカンのビンテージはひとつも持ってないな。

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M1000とM800の一番の違いと言えば矢っ張りペン先のサイズなのかな。金属の質が違うとは思えないが、あのしなりの違いを大きさだけ出だしてるとは思えない。M1000は地味に大好きだ。そして金ペン堂で買って使い込んだM800は、あるとき突然唐突に、「あっこれ物凄く書きやすい」と気付いた。それ以来、金ペン堂は盲信してる。でも、フルハルターで自分の書き癖に合わせて調整して貰ったおぼろ昆布も大好き……結局早いが遅いかの違いしかない。金属が摩耗する以上、インクフロートかピストンの不具合とかペン芯の不具合とか除けば、どうやったって使い続けていれば自分の書き癖通りに削れていくんだ(悟り)

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我が家のオレンジ軸まとめ。モンブランのはオレンジじゃなくてコーラルレッドだが、まあ、遠からず近からず。この写真じゃ分かりづらいだろうが、ドルチェビータと比べてみると、キャップの色が黒じゃないって事がわかる。

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ドルチェビータの軸は本当に美しいなあ。色合い的に一番好きなのはモンブランのコーラルレッドだけど、と言うかビンテージモンブラン大好きなだけだけど。


ちなみに、まだインクは入れていない。何時ものヴァーティグリースにするか、モンブランのブルーアワードにするか、まだ迷ってるから……

今夜はここで力尽きたので、焼きミカンを箱に戻して眠ることにした。なんか久し振りにテンションあがっちゃったなあ!

しかし、金ペン堂でわざわざ調整した限定版の万年筆を、こんな短期間で手放すってのはどう言う理由があるんだろうか。不具合があったなら金ペン堂で修理して貰えばいいし、物凄く書き味が気に入らなかったとか? 軸にも傷があるわけではなし、なんか色々と不思議な出会いだった。あ、持ってるとなんか悪夢(親ペリカンに丸呑みされる)を見るとか心霊系?

まだインク入れてないから見ただけでは分からない決定的な不具合がある可能性が捨てきれないとはいえ、金ペン堂の判子の押された保証書を前に色々妄想してしまった。中古はこういうのが面白い。古本の謎の書き込みとかね。なんか深い理由があるのかないのか、まあ、うちに来て貰った以上は大事にしますけれども。でも夜毎悪夢を見るようになったら速攻で売り払うけどね!



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わりと少なかった……いや、多いのか?

向かって左から

モンブラン149モンブラン BB
モンブラン146 80年代(Diamine BB
モンブラン146 プラチナライン(モンブラン ブルーアワード
・大橋堂(Dimaine BB
・大橋堂 津軽塗(R&K ヴァーディグリース
DELTA ドルチェビータ・ソワレDiamine トワイライト
・DELTA ソラリス(エルバン ナイトブルー
・ペリカン M1000(ウォーターマン BB
パイロット キャップレスR&K ヴァーディグリース

モンブラン多いな! と思ったけど矢っ張り私はモンブランとデルタが好きなのだった。特にソラリスは初めて買って貰った(高額)万年筆って事で思い入れが強くて、もう何年もずっとインクを入れている。フローがよろしくなくて、ここまで調整して貰うのに紆余曲折あったしね……今はエルバンのインクと相性がいいらしく、至極快調です。どれか一本選べって言われたらこれを選ぶかも知れない。

ソワレは……今はもしかして売ってないの? 前もこんなこと書いた気がするけど、生産終了ってマジか。いい感じに地味派手で気に入ってるのに。インクもダイアミンのトワイライトとか地味派手な色を吸わせて悦に入ってるのに……。

何だかんだでモンブランが好きで、中でもビンテージのモンブランは大好物と言っていい。書き味がね、違いますよ。ペン先のしなりがね。でも最近は万年筆修理の窓口が激減していて、年代物は迂闊にインクを入れることが出来ない……簡単なことなら自分で修理できるようになればいいんだろうけど壊したら厭だしなあ。と言うことで149も146(プラチナライン)も現行品。80年代の146だけは入れてる。これはユーロボックスで購入して、胴軸からインクが漏れるので交換して貰ったものなので、一応安心っちゃ安心。

146には2015年限定インクのブルーアワード? トワイライトブルー? を入れてるんだけど、これはなかなかいいですぞ。モンブランのサイトから「限定」の文字列が消えてるんだけど、もしかしてこれってレギュラー化するのか、いや、してるのか? だったら嬉しいな。是非リピートしたい、というか、ブルーブラックの代わりにこれを149に入れてしまおうかと考えているところ。

大橋堂は両方細字。なんで細字ばっかり買っちゃうんだろう……大橋堂のペン先は丸々してて、スタブ好きの私としてはどうにかして欲しい部分ではある。で、つい細字ばかりが集まってくる。書きやすいんだけど。

ペリカンM1000は、なんか物凄く気持ちがいいペンとして早6年? 7年? ほどレギュラーでインク入ってる。しかもウォーターマンのブルーブラックばっかり。今はミステリアスブルーって言うんでしたっけ? まあ兎に角あの緑変する奴。すっごい気持ちいい。手放せないくらい。中字なんだけど、あの紙を擦るシャッって音がすげー気持ちいい。

そしてPILOTのキャップレス。これもユーロボックスで買ったビンテージ? 古いタイプの奴だけど、私を細字好きにした原因でもある。極細なのにめっちゃ書きやすい。まあインクはすぐドライアップするので1週間くらい放置するとひどい目に遭うんですけどね。それでもついノートに指して毎日持ち歩いてしまう素敵な奴だぜ。

インクは青系ばっかりだなと今気付いた。もっとなんか紫とか緑とか使いたい気分に、最近なってきた気がする。まあ春ですしね、もうすぐ初夏ですし。気分も変えてみるのが宜しいかと思います。会社でLAMY使ってたら社内に文具マニアがいたことが発覚、これからは堂々と会議で万年筆を使おうかと思いました。


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っうわあああああああああああ


……わかりました、ええ、もう、インク入れなきゃいいんでしょ。限定品なんだから眺めて楽しんでればいいんでしょうが……っ


見つけた時はリアルで目が点になったけれども、正直原因が全く分からない。先日洗浄した際にはなんともなかった。それからインクを抜いたまま、キャップしてしまっておいただけ。えっなにこれ怪奇現象? 夏だから? ユニバーサル横メルカトル図法だから?

キャップを強く閉めすぎたわけでもない、確かにソフトケースには入れていたけれども、他の万年筆に異常は一切無いので、強い衝撃が加わった可能性は殆ど無い。猫がピンポイントで踏んだとか、でもうちのはもうそんなにデブじゃない……

いくら考えても原因が分からない。自分で何かやらかして壊れたんなら諦めもつくかむも知れんが、怪奇現象ではなああああ……とりあえずすぐにハードケースにしまったけれども、今は修理を受け付けてくれるところも滅多にないし、中古で買ってるから保証書もアウト、と言うか軸交換とかいくらかかるんだよ……まだインクは入れてないので本当に漏れるかどうかは分からないけれども、まあ、多分、漏れるんでしょうね触ってみたら亀裂の感触がありましたし。

なんかしょんぼりしてしまった。万年筆ひとつ管理できない自分に絶望した!



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あ、モンブランのトワイライトは順調に緑化しています。
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暑すぎて引きこもっているので、先日洗浄した万年筆にインクを入れてみた。

左から、モンブランの149、146(テレスコープ)、146(80年代くらい)、#14、DELTAのドルチェビータ・ソワレ、大橋堂の津軽塗、パイロットのキャップレス(旧モデル)、ペリカンのM1000、DELTAのソラリス、となっております。

テレスコープは書き味が一番好みなのはもちろんのこと、ドライアップとコルク痩せが怖いので、常にインク(或いは水)を入れている。字幅も好みだし、持ってる中で一番好きかもしれないレベル。でも古いし今はあんまり修理を受け付けてくれるところもないからgkbrで使っているのが現実です。

あと、大橋堂はうっかりインクを入れているのを忘れていて危うくドライアップさせてしまうところだったので反省して洗浄→吸入をやり直しました。先日何かのテレビ番組で津軽塗の鉛筆が紹介されていたけれど、やっぱりこの津軽塗は禍々しくて最高です。この触ったら呪いが感染しそうな色合いと不安をかき立てる様な模様が堪りません(褒めています)

今調べて気付いたんだけど、ソワレって生産中止になってたのか……ミディアムサイズがなくなったというのは聞いてた様な気がしたけれども、まさかソワレ自体なくなっていたとはな……控えめな地味派手さが好きだったのに。オーロよりもまずブラックだろうが……っ! イタリア人は何にも分かってない……こんなに綺麗なのに……

ソラリスは初めて買って貰った万年筆って事で思い入れがあるので、インクは常に入れて持ち歩いている。カートリッジしか使えないので、最近はエルバンのナイトブルーを入れているが、これがいい色なのでボトルも買ったんだけれど、結局カートリッジの方が便利でそっちばっかり使ってる。コスパ? 何それおいしいの? 一応、詰め替えることを考えて空のカートリッジとってあるけど、多分使わないと思う。

あとM1000。最近何故か私の中で空前のM1000ブームが来てる。ウォーターマンのブルーブラックとの相性が最高、と言うかもうこれしか入れてない。以前はキャップを尻軸につけて書いてたんだけど、本体だけで書いてみたらなんか目が覚めた。あ、いくらリアヘビーが好きだからと言って無闇にキャップつければいいってもんじゃないな、って……

もともと、柔らかめの書き味が好きなのもあるけど、M1000がいきなり歩み寄ってきた感じがする。金ペン堂で買ったペンってだいたいそうなる。最初はうーん、やっぱビンテージの方がいいな、とか、やっぱフルハルターすげえな、とか思うんだけど、それでも長年使ってると、なんか「きたな」って思う瞬間が来る。その瞬間から改めて吹き出す愛着がすごいんだよね……まあ、それは金ペン堂に限らず、ペン先調整なしで買ったペン全部に言えることかもしれないけど、なんか「あーそう言えばこれ金ペン堂で買ったんだっけ」ってなる瞬間が結構好き。

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天冠も並べすぎると蓮コラみたいでちょっと気持ち悪いですね。いや撮り方が悪いんだろうけれども。しかしこうやって眺めてみると黒軸ばっかりだな。オレンジの方のドルチェビータでも混ぜればよかったか。元々地味派手が好きなんだろうな、私は……気がつくとこんなのばっかり買っている。

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しかしビンテージモンブランのホワイトスターはかわいいですね、と言うことで悪のりしてやってみた。ひびが入っているのもまた愛らしい。特に一番大きなセーフティ(左から3番目)のホワイトスターはカゼインって事で、小さい傷なら自己修復する筈なんだけど、外側の方はもうひびにインクが染みこんじゃって駄目ですね。このままの方がかっこいいからいいんですけれども。

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インクも見事にかぶってる……最近は、日本橋丸善とかに行ってボトルがたくさん並んでいるのを見ても、よし買うか! って気分にならない。冒険しなくなった。というか、まあ、家に帰ればボトルがごろごろしてるんで自重してるのもあるんですけれどもね……

最近はDiamineのブルーブラックがお気に入りであります。でかいボトルの輸入が待たれる。後は、ソワレに入れてる同じくDiamineのトワイライトもいい。独特の青緑な感じ(乾いたらほとんど緑)が、なんか夏っぽくていいな、って……まあ一年中入れてるけど……

しかし、黒軸にブルーブラック系のインクばっかり入れて、なんか面白みがないな……ここは夏らしくターコイズでも入れてみるべきか。モンブランのターコイズが好きだったのに生産中止しやがって……アイリッシュグリーンだって嫌いじゃないけど、もっと他に復活させなきゃいけないインク、あるでしょう……?


最近あんまり触ってなかったけれども、やっぱりにやにやしながら家で一人で万年筆をいじっているのは楽しいですね。この気候でインクが腐っていないといいが……



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ビンテージ万年筆フェアで買ったモンブランの2桁シリーズNo.14に、ひっさしぶりにインクを入れてみた。これ、BかBBくらいで割とシビアで、柔らかすぎて書いてると文字が割れたりするので速記には向いてなくて筆箱に入れてそのまま存在自体を忘れて2年……くらい……?

先日万年筆ブログを眺めていて、あれ、そういえば私ってばこういうの持ってなかったっけ……って思って探したら見つかった。本当にあった恐ろしい話。記憶力って怖い、そして、ここ1年あまりの自分の生活のあまりの余裕のなさに愕然とした。

なんか、買った覚えのない万年筆がある……!

その瞬間、自分がはまっていた泥沼の本当の恐ろしさに気付いたのです。

自分はコレクターではないと思っていた。インクを入れずに眺めるために万年筆を買っているわけではない、と、おもって、いたんですけどね……!



最近は使うとしても149とかドルチェビータとか割と硬めの細字が多かったから、太字で柔らかめのビンテージニブを使ってみたらいろいろと衝撃だった。そうそう、こう言う書き心地が好きだったっけかな、って……そんなこともすっかり忘れてしまっていたのですね。キーボードは毎日打ってるけど、言葉に対して真摯に向き合うというものではなし、リズムみたいなものが全く違うからなあ。キーボードはキーボードでいいんですけどね、東プレ

転職先の会社にも持参しました。万年筆マニアとしては、入力デバイスに手を抜いちゃいけねえな、と……商売道具だし……東プレのキーボードは重いし無骨だけど、落っことしても壊れないしもう何年も使い続けているので高くても元は取れたかなと思う。万年筆にたとえたら確実にモンブラン149だと思う(曇りなき眼で)

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ガルシア=マルケスだったら『予告された殺人の記録』『愛その他の悪霊について』『コレラの時代の愛』が好きです。まあ全部好きだけど……無闇にかっこよすぎるところとか……

あ、インクはDiamineのブルーブラックにしてみた。フローよすぎてほとんど黒みたいになってるけど、よく見ると青黒くてとてもよい塩梅です。しばらく書いてみて落ち着いたら濃淡も綺麗に出る様になりました。このインク、「ザ・ブルーブラック!」って感じがして気に入っています。今のところどのペンに入れてもトラブルは起こっておりません。おすすめだからでかいボトル日本で売ってくれ。もしくは円高になーれ★


正直、またビンテージ熱が上がってきたかもしれない。か、かわないけど!

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なんかもうやることなくなっちゃって虚脱感が半端なかったので、ここ数ヶ月全くほったらかしておいて確実にドライアップしているであろう万年筆を洗浄してみた。

純正のブルーブラック入れてる149と、ウォーターマンBB入れてるM1000が全くかすれずに書けたことにはまず驚いたけど、やっぱりDELTAだのは完全に干上がっていた。機密性何それおいしいの? まあ、キャップレスほったらかした私も悪いよ。あれは普通に使っててもインクの煮詰まり具合が半端ないからな……しかしドルチェビータ、お前はもうちょっと頑張れ。

あと、大橋堂で使ってるセーラーのコンバーター、すぐ後ろにインクが回り込んでもうやだ……新しいの買いに行かないと……今日銀座に行ってきたばっかりなのに……何故昨日やらなかった……

一応、プラチナのインククリーナーに浸けてるんだけど、ヴァーディグリースって染料インクでよかったんでしたっけ……割とこれ綺麗に落ちるから、もう超音波洗浄機なんて何年も使ってない。超音波ブームも今は昔になりにけり。どっちにしろ、同じインクを入れるんだから、それほど神経質にならなくてもいいと思ってる。

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久しぶりに手紙を書く用事が出来たので、便箋などを買ってみた。クラウンミル(アサヒヤ紙文具店さんのサイト)って、なんだかわかんないけどとりあえず面白そうだから買ってみたら、割と由緒正しい紙だったんですね。どうせならクリームの方買えばよかったな。

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モンブラン純正ブルーブラックにて。高いだけあっていい書き味でした。LIFEのライティングペーパーより紙が厚くて抵抗感がある感じ。発色は綺麗です。ちなみに書いてあるのは中原中也じゃなくて筋肉少女帯ですのであしからず(最近は、うしおととらのアニメが全38話だったりOPが筋肉少女帯だったりしてもう楽しみでしょうがない。あと1年は生きていける)


机に向かうのも随分久しぶりな気がする。いろいろ切り替えて行かにゃいかんなあ、とおもいつつ、もう眠い。

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ユーロボックスで買った古いタイプのキャップレス、気に入ってずっとowlのノートカバーに入れて使ってる。インクはどうしてもR&Kのヴァーディグリースなので気は遣うんだけど、なんか他のインクを入れる気にもならない。

細字を買ったのは、まあそれしかなかったからなんだけど、使ってみたら細字って結構いい。個体差かもしれないが全然かりかりしないし、むしろこれだけ極細の字が書けてインク量が結構多いってすごいことなんじゃないのかしら。しかもキャップレスで。たまに2週間くらい使わずにいるとインク出なくなるけど、洗えば復活するし、ペン先ちょっと濡らしたら書ける様になったりするし……

たまには顔料インク用のインククリーナーにつけ込んだりはしている。インクがにゅるにゅる出てきて面白い。割と適当な使い方してると思うけど、今まで何らトラブルもなく、やっぱりいいものなのだなあと感心する。

あと、キャップレスにインクを補充してペン先ユニットごと本体にはめるとき、みんなどうやってるの……ペン先の角度とあの穴とクリップの位置を合わせるのがすげー難易度高いんですけど……だいたい3回くらい失敗する。そしてぴったり合わせられたためしがない。なんかコツでもあるんですかね?

書き味は硬いが、インク料が豊富なのですごく気持ちがいい。ハイテックCの0.4に近い様な気もするけどそれよりは柔軟性があるか……いや、硬さは同じくらいだけど筆圧が全くかからないから滑る様に書ける。現行品のキャップレスは持ってないけどどんな感じなんでしょうかね。
原稿用紙に書くよりも、ノートにちまちま文字を書く方が向いている。最近、ノートにはこればっかり使ってる気がする。大型万年筆の自由奔放さ(或いはペンそのものに振り回される感覚)はないけれども、極細には極細の良さがあるのです。


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そして原稿用紙と言えば、M1000ですな。字幅はMだけど、割とスタブっぽい線が引けるお気に入りのやつです。なぜかインクはウォーターマンのブルーブラックばっかり入れてる。特に絶対これ! って決めてるわけじゃないのだけれども、なんとなくいつも入れてしまう。相変わらず緑になるし、困ってるんだがなあ。

このM1000は、30歳の誕生日に金ペン堂で主人に買ってもらって、川窪万年筆さんで調整してもらったりしてなかなか思い入れの深い品であったりもします。20代の終わりと30代の始まりを記念する品として……もう結構経っちゃったなあ……そりゃあ書き味も馴染むわけですよね……

最初の頃はキャップを尻に刺して使ってたけど、最近は本体だけで書いている。そっちの方が手に馴染む様になってきた。昔はリアヘビーが好きだったんだけれども、そういうのもだんだん変化してくるものなのですね。長くつきあえる筆記用具(に限らず道具全般も)はこういうのが面白い。

ノートだって、10年前に書いてたやつを開いてみたら、あれ、この子心の病なのかしら……ってくらい小さい文字でちまちま書いてましたからね。万年筆使い始める前は特にね……

デジタルでデータを残すのと、アナログで記録を残すことの違いはこんなところにあるのかもしれないと、最近は思ったりもしているのです。記憶なんてただの記録、いやな記録なら書き換えてしまえばいいって岩倉さんがいってt




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おわかり頂けるだろうか……

フルハルターさんで買ったM101N、インクを変えようと思って洗浄していたらなんか手が汚れる……よくよく見てみたらクラック的な……もの……が……!

割と強固なペンケースに入れてたから大丈夫だと思っていたのにショックすぎてもう仕事が手につかない。満員電車か。山手線の混雑具合が悪いのか。社蓄だからか……これが社蓄の宿命なのか……ていうか山手線脆弱すぎ。お客様混雑のため遅延しておりますので車両が混雑して大変申し訳ありませんってなんだよそれ。永久機関かよ。

とにかく、現在水を飲ませて漏れるかどうか確かめてるけれども、別にそういうこともないらしい。使っていて手が汚れた記憶もないし。まだ大丈夫なんだろうか。とりあえずもう持ち歩くのはやめようと思った。むしろインク窓のある万年筆を持ち歩くのをやめた方がいいのかもしれない。カートリッジ式なら安心だし……

今、ペンケースに入れて持ち歩いているのは、

ソワレダイアミン twilight
・ソラリス(エルバン ナイトブルー
・大橋堂の大きいやつ(ダイアミン ブルーブラック
・ペリカンM101N(Visconti ブルー

で、いい感じのバランスがとれていたのだがなあ。ペリカンに代わるカートリッジだと……大橋堂の津軽塗かドルチェビータか……?

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この欠番をいったい誰が埋めるというのか。このペンケース、堅いから大丈夫だと思ったんだがなあ。変形している様子もなし、満員電車では自分でもガードしているので、圧力がかかったせいじゃないかもしれない。ほかの万年筆はノーダメージだったし。そもそも、いつからクラックが入っているかもわからんのだが……

このクラックって直るのかな……首軸全とっかえとかいやなんだけど。気に入ってるし。修理に持ち込むのはまだ迷っている。フルハルターさんだから、永久保証で安心だけど……。



あ、ちなみに最近万年筆買ってません(ドヤァ
出向先がまた代わって、今度は近くに世界堂があって正直マジ危険なんだけどまだ踏みとどまっております。万年筆は集めるより使う方にシフトしてきた。インクもレギュラーが決まってきたし、これでなんとか落ち着けるんじゃ……ないの……



フルハルターさんで購入したおぼろ昆布、字幅はBBにしてもらっていたのだが、どうも太すぎて使い所が難しい。手紙の宛名を書くじゃなし、A5のノートを使うことが多いので、これはあれだね、太字信奉をこじらせて、自分を見失ったいい例だったね。

ということで、中字程度の太さに研ぎ直して頂きました。

せっかく太字にして貰ったのになあ、と思いながらも、M101Nは軸が綺麗だからもっと沢山使いたかったんだよね。書き味も、さすがのフルハルターなので死蔵しておくのはもったいなさ過ぎるし。


美しいペン先。なんかグラマーになったような気がする。

書き味としては確かにBBの頃より硬い感じ? いや、硬いというか、紙との接地面が狭くなったわけだからぬるぬる感はなくなったけれども、これはこれで好みです。さすがに一画目から掠れなぞ全くなくインクがでた。さすがのフルハルターだよ(大事なことなので2回言いました)


これは研ぎ出す前のBBの筆跡。インクが違うから何とも言えないけれども、同じペンでこれだけ変わるんだなあ、と改めて感心した。しかも、「一段階くらいなら戻せますよ、そう言う研ぎ方をしているので」って、すげーなマエストロ……

お店には先客がいらして、普段はコミュ障でほとんど森山さんともお話しできなかった私が、今回は色々モンブラン時代のお話とか研ぎ出しに関しての考え方とか生で聞けて楽しかったです。「お客さんが使いやすいかどうかは別問題として、自分が美しいと思うペン先を作って売ってる」って聞いて何かすごく納得した。プログラマを生業としている自分ではありますが、「動くように作る」ということは前提として、更に「自分で美しいと思うコードを書きたい」とはいつも思ってるんだよね……表からは一切見えないから、誰に知られることもないんだが……フルハルターさんにはやっぱり職人魂のようなものを感じた。マエストロすげー。

あと、あの時同席していたお客さん、モンブランのジュール・ヴェルヌ触らせてくれてありがとうございました。初めて実物を見ました。青軸が美しかったです。

土砂降りの雨に放られたが、やっぱり楽しかった。さすがに同年代の同性で万年筆マニア話をできる人が周りに誰もいないので(まあそれ以前に友達自体居ないけど)リアルで喋るとやっぱり楽しいなあ。今回は財布の紐をきっちり締めたが、次にペリカンが何らかの格好いい限定品を出してきたらまた行こうと思った。赤101には釣られないぞ(願望)



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