夜の果てへの旅

Rhodia Webnotebook その後
2012.01.16 Monday | stationery : note | comments(5) | trackbacks(0)
Rhodia Webnotebook
ルールドとプレーンをしばらく使ってみた雑感。

二つの違いは以下。
・ルールド(12束)
・プレーン(6束)

開きは断然12束の方がいい。どうも新しいものは順次12束に置き換わって行っているらしい。ルールドの方が回転が速いということか。そのうちほとぼりが冷めたころにもう一度注文して、ぜひプレーンの12束を購入したい。それとも12束をくれ、と言ったら送ってもらえるのだろうか。
6束はちょっと硬い。ぱたんと180度開く、と言えなくはないが、かなり頑張って癖をつけないと紙が浮いてくる。正直微妙……12束期待。

紙質はつるつるしている。よって、万年筆ではインクスキップが起きることもある。私はもうちょっとざらついた紙の方が好みなのだが……(フールス紙が好き)。
moleskineより黄色く厚い紙……rhodhiaのノートパッドとは全然違う色合い(クレールフォンテーヌの紙だから当たり前かもしれないが)(たしかにクレールフォンテーヌのノートと似た書き味だけど、この紙は黄ばんでいる)

吸水性はよさそう。インクがよくにじんでいたころのMDノートにちょっと似てるかも。

1枚1枚は厚みがあって、コシもある。上等な紙だなあ、という印象。インクはローラー&クライナーのヴァーディグリース以外は今のところ滲み・裏抜け発生せず。まあ、これがメインのインクなんですけどね……これも、インクだまりの部分で1pxくらいぽつぽつと抜けるだけなので、別に気にはならない。抜けない方がいいに越したことはないけど。
あと、ルールド(=新しい方)の方が、裏抜けも少ないかも。微妙にざらついた印象もあるようなないような……どっちがいいかと問われたら、12束の方が断然いいとおもう。早く在庫さばけますように!

ゴムバンドは、のびしろが少ない。いつか伸びきってしまうような気がする。ちょっと怖い。
しおりは丈夫で、あんまりほつれなさそう。猫がかんだらほつれそう。
ポケットは丈夫。内表紙とポケットが黒いので、なんか高級感があるような気がする。

総合的に見て、「紙質が劇的に改善されたmoleskine」とみて問題ないようだ。どうしてもmoleskineがいい、でもあの紙質だけは許せない! という諸兄は移行を検討してみるのもいいかと。ほぼ一緒だから。

あと、ドットにすごい興味がある。スクエアはなんとなく使いにくかったけど、ドットならやれそうな気がする。今度買ってみようかなと思った。

ところで、現段階で万年筆で書きやすかったA5ノート(完全主観)を挙げてみると、

1.萬年筆くらぶ オリジナルノート
2.GMUND
3.美篶堂 みすずノート

……かなあ。

満寿屋のMONOKAKIは、ノートカバーに入れたらぺこぺこしてインクスキップが多発したため使用を断念(原稿用紙の方は全然そんなことはないのになあ)、LIFEのノーブルノートはつるつるしすぎ……あとやっぱりノートカバーでぺこぺこしすぎ……MDノート然り……

結局、「ハードカバー」って条件が外せなかったんじゃないのかと思う。フェンテノートはハンス・オスターのノートカバーでハードカバー化してるからランクインした。
ほんと、すげーかっこいいノートカバー(owl)買ったのに超残念だよ。ハードカバーだと、使い終わったノートを本棚に並べておいてにやにやしながら読み返す、というコマンドが使える。ソフトカバーだと、めくった時になんかしょんぼり……どうせ大して読み返しやしないのだが。まだ道具に踊らされてるのかなあ。

最近気になってるのは、アピカのPremium C.D. NOTEBOOKだけども、これってどうなんだろう。紳士じゃなくて淑女だけど使ってもいいんだろうか。



趣味の文具箱 vol.21
2011.12.16 Friday | Book Log | comments(5) | trackbacks(0)
惰性で読んだ。土曜日発売だと、わざわざ本を買うために外出しなきゃならないので困る。

幸いなことに、特に物欲を刺激されるようなものはなかった。唯一、柘製作所の香積寺が欲しかったけど、25万は現実的に考えて出せないので安心だった。埋れ木かっこいいな。私は、クリップとかないシンプルな形が好きなのかもしれん。ポケットに差すわけでもなし……だから、大橋堂の形が好きだ。クリップいらないんだけど、と思ってたら、言えば取ってくれるってよ。まあ、継ぎ目は残るけど。

あと、各社インクのカラーチャートみたいなのが付録でついてて、これはよかった。正直これだけのために買ったといっても過言ではない。

偶然にも先日購入したセーフティの特集もあった。古いモンブランの、ホワイトスターが赤い奴がうっかり欲しくなりそうだったので理性でねじ伏せた。負けるわけにはいかない。でもちょっと実物を見てみたいかな。通称は「赤ずきんちゃん」だそうだよ。(欲望という名の)狼には気をつけて!

最近気づいたんだが(というか遅すぎるとは思うが)私はどうやら硬めの書き味が好きらしい。セーフティの柔らかさ、腰のある感じは、面白いんだけど書き殴るわけにはいかない。現行モンブランの硬さはやりすぎじゃねえの? とも思うけど。

結局のところ、ペン先の柔らかさに関しては、50年代146が最強、という結論になっている(今のところは)

しかし、万年筆って斜陽とか言われてるけど毎回毎回新作がよく出るなあ。全然終わってない感じがする。

あとCROSSのインジェが大々的にぶちあげられてたけど、あんまり興味がない。店頭で何度か見かけて試し書きしてみたけど、うーん別に、という感じ……万年筆でもなくゲルインクボールペンでもなく、一体どの層をターゲットにしてるんだろう。こうもりみたいなやつだな、というのが第一印象。滑らかで書きやすかったんだけど、万年筆ユーザとしてはじゃあ万年筆使うわ、と思う……



Rhodia Webnotebook
2011.12.08 Thursday | stationery : note | comments(8) | trackbacks(0)
品質劣化前のモールスキンが懐かしい……何か代わりのノートはないものか、と探しあぐねていたところ、以前このブログのコメントで教えて頂いたロディアのWebnotebookを、とうとう海外通販してみた。

Rhodia Webnotebook
とりあえず、ルールドとプレーンの2冊を購入。猫がさっそく偵察に訪れている。

Rhodia Webnotebook
開封前にモールスキンと較べてみる。この時点で「ほぼいっしょじゃね……」

Rhodia Webnotebook class=
サイズ比較。これはラージだが、ロディアの方はA5サイズ(14×21cm)って事で、モールスキンよりも横幅がちょっと広い。普通のA5サイズだと思う。

Rhodia Webnotebook
厚みはなんかモールスキンの方があるような。星の王子さまなので、ポケットにおまけが入ってる分かも知れない。でも表紙はロディアのほうが厚みがある、というか表面がふかふかしてる。ゴムの跡がしっかりついている……そしてこのゴム、結構弱そう。伸びしろが少ないというか……と思ってたら、モールスキンも大して変わらなかった。

Rhodia Webnotebook
表紙のロゴ、エンボス加工。かなり深いが同色なので特に気にならず。
表紙はふかふかしてて傷がつきやすそう。まあでも別に傷がついたところで背割れさえしなきゃ……背表紙の厚みも充分にあるので、背割れはしなさそう。期待します。

Rhodia Webnotebook
前にはあったページ下部のロゴマークはなくなっています。前、持ってないんだけどね。
確かどこかのサイトに掲載されてた写真にはあった気がする。

Rhodia Webnotebook
左がロディア、右がモールスキン。ロディアの方が罫線が薄く、幅が広い。8mmくらいかな? 
紙はロディアのほうがよりクリーム寄り。私好みの、表面がわずかにざらついて抵抗感のある紙。ライフのノーブルノートとかはつるつるし過ぎてどうも好きになれない。

Rhodia Webnotebook
ポケットついてます。黒ポケットでなんか格好いいです。
手触りがざらざらしてて、なんか和紙っぽい感じ。

Rhodia Webnotebook
そしてこちら、モールスキンには見られなかった背中ののり付け。これがあるので背割れ対策にもなるし、なんかこれのせいで開きが悪くなるのかなと思いきや、全然大丈夫だった。ちょっと硬いけど、使ってたら「180度ぱたんと開く」という必須項目を満たしてくれそう。

追記
結構いじってみたが、開きはモールスキンほどよくない。のり付けされてる分、開いたときにちょっとページが浮き上がる感じがある。全然駄目、ってわけじゃないけれども、モールスキンはほんと、紙質以外は神だなあ。
いま、色々開いて押さえつけてみたりして、馴染むかどうか試している。馴染むまでに時間が掛りそう。と言うか馴染むのだろうか。馴染めばいいな。

紙は5個所留め。ばらけたりはしなさそう。

Rhodia Webnotebook
そして万年筆ユーザが最も気になるであろうインクとの相性だが。
とりあえず、手近にあった万年筆全部で書いてみた。何一つ滲まないしヒゲも出ないし裏抜けない。すごい!
書いた感触も、上でちょっと触れたが、わずかに抵抗感があって気持ちがいいタイプ。コーティングされてない感じというか、なんか気に入りました。

追記
ヴァーティグリーズで裏抜けありだった……豪快に抜けるというよりも、インクだまりの部分がぽつぽつと、という感じ。特に気になる程度ではないが、やっぱりこのインク抜けやすいんだろうな……この程度なら「味」ってことで納得できなくもない。他のインクでは今のところ問題なし。

書いた時の感触とか、裏抜けの雰囲気がOKフールス紙に近いような気がしないでもなかった。

購入時についてるオレンジの帯には、
・192 pages
・96 sheets
・14×21cm
・Vellum 90g paper
・Clairefontaine brushed
・Made in France
とか何とか書いてある……紙はクレールフォンテーヌのようですね。さすが。ロディアのノートパッドとは全然違う書き味でもある。

以下まとめ。

いいところ
・ハードカバー
・ポケットあり
・スピン(黒い幅広のもの)あり
・紙がクリーム色で書き味がよい
・常用インクが滲まない、裏抜けしない
・背割れしなさそう

気になるところ
・180度パタンと開くが、ちょっと浮いてる感じがする
・背中ののりが多いのかも? ページに癖をつけるのが大変
・小口の処理が甘い(結構凹凸はある、が、別に気にならない)
・表紙に傷がつきやすそう(ていうかもうついた)
・ゴムバンドがすぐ伸びきって使えなくなりそう(個体差あり)

あとなんか、ルールドとプレーンで、1束あたりの紙の枚数が全然違う……ルールドの方は細かく別れているので、開くときに楽に180度開く。なんかバージョン違いなのかも?
ルールドは12束、プレーンは6束。当然ルールドの方が開きやすい。そう言えば、最初について他帯の色が、ルールドの方が鮮やかなオレンジだった……プレーンは、古本屋で日に当たった本の背表紙みたいに色が褪せていたような……

まあ、しばらくして(店頭在庫がはけた頃)もう1冊買ってみれば分かることだな。
明日から使ってみて、リピートするかどうか決めよう。
今のところ

品質劣化前モールスキン>Webnotebook>GMUND>みすずノート>>>LIFEノーブルノート>MDノート>>>>超えられない壁>>>現行モールスキン


みたいなかんじ。
とりあえずはモールスキン好きだけどインクがああああって悶えなくて済むようになるかも知れん。



(あと全然関係ないけど、他のノートと比較しようと色々いじっていた結果、美篶堂みすずノートの良さを再確認してしまったかも知れない。ゴムバンドいらない、ポケットいらない、だったらみすずノートでいいじゃん……いや、このテンションはどこかおかしいのかも……?)

2011.12.19 追記
おそらくはより新しいであろう12束のルールドを使ってみたところ、バーティグリーズの裏抜けがそこそこ改善されていた。1文字の中で、10か所抜けていたのが1か所に減ったくらいだが。
紙束だけでなく、紙質も改善されているらしい。これは今後に期待、というか、次に買うときはプレーンの新しいほうが手に入りますように!